2025年12月
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あえて、の二槽式
二〇二五年にもなって、まさか自分が昭和の遺物のような家電を家に招き入れるとは、夢にも思わなかった。 今年の「買ってよかったものベスト3」というのを脳内で集計して…
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寿司は夜更け過ぎに…
世の中は明日がクリスマスイブだといって、なんだかふわふわと浮き足立っている。 街へ出れば赤と緑の装飾が目に痛いし、ラジオからはシャンシャンと鈴の音が鳴り止まない…
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回る円盤と、百円のタイムマシーン
世の中が便利になりすぎるというのも、考えものだ。 指先一つで、世界中の音楽が聴き放題。私もご多分に漏れず、アマゾンなんとかの音楽配信サービスを使っている。これが…
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湿度の言い分
デスクに置いてある、安物のデジタル時計には、日付と時刻のほかに、気温と湿度が表示されるようになっている。ここのところ、私の肌はカサカサで、指先なんてささくれだ…
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赤い宝石と、消えた五万円
学生時代、私はなぜか「探検」などという、いささか泥臭い活動に熱を上げていた。 華やかなキャンパスライフとは無縁の、リュックと寝袋を背負う日々である。東京から自転…
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鍋焼きうどんとだてまきくん
今日、うちの犬が十七歳になった。 犬の十七歳といえば、人間なら八十代半ばといったところか。もはや立派なご長寿様である。名前は「だてまき」。そう、あのお正月の重箱…
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誘拐とすっぴんと三百三十円 | 『B’z / IN THE LIFE』
いきなりブーンという低いエンジン音が響いて、穏やかじゃない幕開けである。 助手席の女の人はカンカンだ。「あなた何考えてるの、これは誘拐よ」とわめき散らしているの…
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耳で読む本とスクワット
本は目で読むものだと、ずっと思い込んで生きてきた。 紙のページを指でめくり、インクの匂いを嗅ぎながら、活字を目で追う。それが読書という行為のすべてであって、それ…